渉成園は【東本願寺】の別邸です。
1602年、【教如上人】が【徳川家康】から寺地寄進され、東本願寺が成立しました。
その後、13代【宣如上人】が【徳川三代将軍家光】から1641年に当地が寄進され、
1653年に退隠して自らの隠居所をそこに定め、中国の詩人（陶淵明）の
『帰去来辞』の一説『園、日に渉って以って趣を成す』から採って渉成園と名付けました。
庭園は『池泉回遊式庭園』で、洛北詩仙堂を開いた【石川丈山】の
作庭になると伝えます。四季折々の花が咲きほこり、変化に豊んだ景観は
『十三景』と称され、高い評価がなされています。
現在の建物は幾度かの火災に遭い、明治初期から末年ごろに至る間に
順次再建されたものです。
その後、【明治天皇】の後小休憩所ともなったことから、大宮御所の御車寄（玄関）が移築されました。
東本願寺歴代は【千利休】と教如上人との関わりの深く、
松岡流や裏千家の茶道を嗜んでいたことから、
園内には【縮遠亭・蘆庵】などの茶室も残っています。
文人趣味の煎茶も取り入れて、酒店・飯店・茶店の三店の園遊もおこなえるように、
配置されているのも渉成園の庭園構造の大きな特徴のひとつです。
1936年、文人趣味に溢れる仏寺庭園として国の名勝に指定されました。
興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
個人的に行っている為、間違った情報を提供しているかもしれません。
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次回もお楽しみに・・・
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所在地
京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
開園時間
【3月～10月】9時～17時受付は16時30分まで
【11月～2月】9時～16時受付は15時間30分まで
拝観料
庭園施設の維持・保安の為、参観者ひとりにつき500円以上の協力寄付金をお願いしています。
500円以上納めていただいた方には『所在地ガイドブック』を贈呈させていただきます。
アクセス
京都駅より徒歩10分
市バス烏丸七条停徒歩5分
地下鉄烏丸線五条駅徒歩7分
