満員の金丸座で公演中の中村屋。客席には当時婚約中だった勘九郎の妻・前田愛の姿が。結納、記者会見で勘九郎本人はもとより、父・勘三郎もご満悦の様子。弟・七之助も涙ながらに兄夫妻の幸せを願う。
しかし、名古屋での平成中村座公演中に勘九郎にとんでもないアクシデントが勃発！芝居中の負傷がもとで肩が全く動かない状態に。主役を勤める夜の部『傾城反魂香』が演じられない!?誰しも「休演」の二文字が頭をよぎったその時、勘三郎が思いも寄らない決断を下す！

「俺が勘九郎の代役をやる！」

しかもその役は勘三郎が全く演じた事が無い役…。台詞も動きも今から覚えるしかない！だが、勘三郎に残された時間はあと30分。絶体絶命の危機に果たして勘三郎はどう立ち向かうのか？
『平成中村座物語#9』是非、お楽しみ下さい!!


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