夏風に乗せて / 初音ミク　　　

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夏風に乗せて

何回目かもどうか
覚えていないや　数えてもいないな
輝いてる奴ばっかだ
眩しいくらいだ　妬み募るまま　

曖昧な夢なんか
捨ててしまえよ　そこに価値はないから
退廃的な僕だ
辞めてしまえば　楽になれるだろ

そう単純で酷く簡単だ
大人になれば全て無駄だ
そう残酷なほどに綺麗だ
僕はまだ描いていたいのに

花弁が舞って　風で浮かんで
この空を染めるように桃が散る
ねぇ酷いね　一人残して
さよならも言わず過ぎ行くなんて

春よ待って　消えていかないで
この夜で見えぬほど君が遠く
歌を書いて　もうあと二小節
くだらないって　馬鹿にもすればいい

何回目の期待か
覚えていないや　数えてもいないな
輝いてる奴の影だ
枯れていくのか　妬み募るまま

散々なほど泣いた
変わりはしないが　辛いこの日々から逃げて
退廃的な僕だ
間違いがどこか　教えてくれよ

そう最低最悪な毎日だ
大人に少しずつと向けて
そう残酷なまで美しく
今日さえも過ぎていく

花弁は散って　夏風が吹いて
この空を覆うほどの青で染め
ねぇ酷いね　一人残して
足元に落ちた花たちは欠けて

春よ待って　消えていかないで
手のひらに最後の一枚が乗る
歌を書いた　もうあとニ小節
くだらないな

思い出は散って　君も忘れて
この部屋で一人　再度春を待つ
何も無いの　心を満たして
風流れ　夏が退屈に響く

風が吹いて　今さえも消えて
夢ばかり　叶わずただ積もるだけ
歌を書けとこの音に乗せて
無駄だろうが　馬鹿にもなればいい




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