ロザリン・テューレック, by Wikipedia [ Ссылка ] / CC BY SA 3.0
#アメリカ合衆国のクラシック音楽のピアニスト
#シカゴ出身の人物
#1914年生
#2003年没
#東欧ユダヤ系アメリカ人
#ユダヤ人のピアニスト
ロザリン・テューレック(Rosalyn Tureck, 1914年12月14日 - 2003年7月17日)はアメリカ合衆国のピアニスト。
バッハの専門家として知られるが、20世紀アメリカのピアノ曲の演奏にも取り組んでいる。
イリノイ州シカゴ出身。
父親はトルコの血を引くユダヤ系ロシア人。
ストコフスキーの最初の夫人、オルガ・サマロフ(芸名、スラヴ系ではない)に入門した後、ジュリアード音楽院に学ぶ。
在学中に、訪米中のレフ・セルゲイヴィチ・テレミンにも師事し、このことがきっかけで電子楽器に興味を抱くようになり、カーネギー・ホールにおけるデビューでは、電子楽器テルミンの演奏も行なった。
しばらくワンダ・ランドフスカのバッハ演奏に倣ってモダン・チェンバロを用いたこともあったが、結局ピアノによる演奏に戻った。
テューレックは認めたがらなかったが、グレン・グールドがバッハ演奏家として独自の演奏様式を築く上で、テューレックの演奏を参考にしていたことは有名である。
「没後に公表する」との条件つきでVAIレーベルに私的に録音した「ゴルトベルク変奏曲」がCD化されると、録音の美しさも相俟って、世界的に音楽愛好家の間で好評を呼び、ドイツ・グラモフォン・レーベルに「平均律クラヴィーア曲集」全曲録音を行うきっかけとなった。
バッハ作品以外にも、ベートーヴェンやショパン、ブラームスのほか、ルイージ・ダッラピッコラ、ウィリアム・シューマン、デイヴィッド・ダイアモンドらの作品を演奏した。
ダイアモンドの「ピアノ・ソナタ第1番」は、テューレックのピアノ演奏に触発されて作曲された。
2003年がんによりニューヨークにて逝去。
88歳。
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