アメリカ東部にある陸軍の弾薬工場。ここでは、およそ1100度に熱した鉄の塊が次々と筒状に形作られていきます。製造されているのは「155ミリ榴弾砲」の砲弾。ウクライナに送られている主な砲弾のひとつです。
形作られた砲弾の外郭が正しいサイズになっているか、ひとつひとつ手作業で確認をしていました。
工場では、生産量を増やすため、新しい機械の導入が進められていました。こうした増産の背景にあるのは、ウクライナ侵攻などによる砲弾不足です。
それを解消するため、アメリカは増産を決定。国防総省関係者によりますと、ウクライナ侵攻開始時の1か月の生産量はおよそ1万4000発でしたが、2025年末までに、およそ7倍の10万発まで増産する計画だといいます。
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