流（DJ KRUSH, HIDE, SAK）とTHA BLUE HERBのBOSS THE MCのコラボ曲。THA BLUE HERBの1stアルバム、名盤『STILLING,STILL DREAMING』の１週間後にリリースされたこの曲は、アルバム同様に東京のシーンへの怒りが強く反映されている。

ポエトリーリーディングを思わせるBOSSのラップスタイルと、日本語の構造を崩さずに文章内に自然に韻を仕込む押韻方法は、当時のリスナーにはテクニックが伝わりづらく「BOSSのラップは韻を踏まずにただ喋っているだけ」など揶揄されることも多かった。実際にはBOSSはかなりのハードライマーであり、韻を控えて強くメッセージを込める部分と語感を似せた言葉で連続的に韻を踏む部分とで緩急をうまく使い分けている。

この1999年の夏はShing02『緑黄色人種』やSHIDA（現・SEEDA）『デトネイター』など、後のシーンに大きく影響を与えるアーティストの1stアルバムリリースが相次ぎ、日本語ラップのターニングポイントの１つとなった。


どのようにすれば日本語で韻を踏みつつリズミカルなラップができるのか。
教科書がない状態で模索していた1990年代の日本語ラップ。
20年以上前の先人たちの巧みな押韻構造を分析。

ハイライト漏れ、動画で伝えきれなかった言葉遊びやダブルミーニングなど、ぜひコメントください。

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【楽曲情報】流 - RYU - / 流 feat. BOSS THE MC（我 - GA - 収録）
Lyrics By – BOSS THE MC
Producer – DJ SAK
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#韻 #ブルーハーブ #日本語ラップ #BOSS

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