中国で日本人の親子を切りつけた後、日本人学校のバスに乗り込もうとした男にバス案内係の中国人女性が刺され死亡したことを受け、金杉憲治中国大使が哀悼の意を示しました。
中国東部・蘇州市では24日、刃物を持った中国人の男が日本人学校の送迎バスを待っていた日本人の親子を切りつけたうえ、バスに乗り込もうとし、この男を止めようとしたバス案内係の胡友平さん（54）が刺されて死亡しました。
これを受け、中国に駐在する金杉大使は「勇気ある行動」とたたえ、哀悼の意を表しました。
金杉憲治 駐中国大使
「胡友平さんがこの度、逝去されたとの報に接し、日本政府、そして日本国民を代表し、その勇気ある行動に改めて深い敬意を表するとともに、心からのお悔やみを申し上げます」
北京にある日本大使館は国旗を半旗にして胡さんの死を悼んだほか、SNSの公式アカウントで「彼女の勇気と善意は、多くの中国の人々を代表するものだと信じています」とコメント。
中国外務省も会見で「勇敢さを示した」と称えました。
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