英ウェールズ・アバーファンで28日、キャサリン英皇太子妃のハンドバッグがいきなりつかまれた。1歳の赤ちゃんに。
「ケイト」の愛称で親しまれているキャサリン妃は、ハンドバッグに興味津々の様子のダニエルちゃんにそのまましばらくバッグを預け、他の住民と歓談した。
ウィリアム皇太子とキャサリン妃は、1966年にアバーファンを襲った炭鉱崩落事故の追悼記念公園を初めて訪れていた。イギリスで皇太子は「Prince of Wales」(ウェールズの君主)の称号を持つ。
1966年10月の事故では、山積みされていた採掘廃棄物が村に流れ込み、学校をはじめ複数の建物をのみこんだ。子供116人と大人28人が犠牲になった。
ハンドバッグを手にしたダニエルちゃんの母、ルーシー・ウィリアムズさんによると、自分の義理の母、つまりダニエルちゃんの父方の祖母は、事故に巻き込まれたものの助かった1人だという。
事故当時、エリザベス女王は事故発生から8日後に現地を訪れた。フィリップ殿下と当時のハロルド・ウィルソン首相は事故翌日に現地入りしたただけに、女王がいつ現地を訪れるべきかが議論になった。女王自身、もっと早くに被害現場を訪れなかったことを長く後悔したとされている。
ケイト妃とダニエルちゃんのやりとりがあったこの追悼公園は、エリザベス女王が遺族や生存者、地域のために1974年に開いたもの。その後も女王は2012年を最後に、たびたびアバーファンを訪れた。
(英語記事 Aberfan: William and Kate visit coal tip disaster site)
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