【7月10日ウクライナ情勢 概要】
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0:00 はじめに
1:19 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:28 ウクライナ・ロシア情勢に関するニュース
2:41 NATO首脳会談でウクライナ防空さらに強化
3:51 ロシア軍粛清 数百人逮捕のスキャンダルか国防省高官突然死
5:02 有名ロシア軍事ブロガーが突然ロシアに停戦呼びかける
6:11 ウクライナ各地域の戦況
6:29 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
8:08 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
11:44 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:04 後方地域の爆発炎上
15:45 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
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●英語版
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■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
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■Materials
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
VOAによると、
バイデン大統領はワシントンでおこなわれたNATO創設75周年式典で演説し、
ウクライナに数十の防空システムを数ヶ月以内に配備すると発表しました
過去発表されたものと重複している可能性がありますが、
まずパトリオット防空システムはアメリカ、
ドイツ、
ルーマニアから3つ提供され、
もう一つはオランダを中心にいくつかの国のものを持ち寄って組み立てて提供されます
またイタリアはSAMP/T防空システムを移転する予定で、
それ以外にNASAMS、
ホーク、
IRIS/T、
ゲパルトが提供されるとのことです
またアメリカは今後1年間他国に納入予定の防空システムとミサイルをウクライナに向けて納入するとも発表しました
バイデン大統領は、
「ロシアはこの戦争に負けつつあり、
クレムリンは前線の兵士を失い、
ロシアは去り、
ウクライナは自由で独立した国である」と語りました
2番目
ショイグ元国防大臣の下ですべての建設プロジェクトを統括していたロシア国防省国家審査局のカンダエフ局長は、
国防省で突然死亡しました62歳でした死因は明らかにされていません
同氏は今年4月に数十億ドルの収賄容疑で逮捕されたイワノフ元国防副大臣の直接の部下で、
ロシア国防省の特別建設主局のゼネラルディレクターの肩書きでした
カンダエフ氏は国防省指導部の粛清の動きのある中で死去し、
元上司のイワノフ氏の汚職について証言できる立場にあったとされています
ロシア国防省の粛清では、
イワノフ氏以外にも3人のロシア軍上級将軍がすでに逮捕され、
ショイグ国防大臣は解任されています
モスクワタイムズによると、
軍の浄化キャンペーンはFSB主導で始まり、
プーチン大統領自ら承認したもので、
政府関係者に取材したところ、
「これは始まりに過ぎず、
今年中に数百人が逮捕されるだろう」とのことです
3番目
ロシアの有名な軍事ブロガーのセルゲイアリエフは、
ロシア軍の前線を取材中にウクライナの無人機攻撃を受け、
その後「光を見た」として突然停戦を訴えました
この軍事ブロガーは、
ドンバス地方のロシア軍の前線基地を取材し、
そこでウクライナの無人機攻撃にあい、
生き残ったものの負傷しました
その後アリエフは、
この戦争には意味がなく、
ロシア軍は何のために戦っているのか、
勝利とは何なのかさえ理解していないと悟ったようで、
「もう戦いをやめてください
私の魂は信じられないほど病んでいます
この戦争がいかに無意味なことか
イデオロギーはなく、
何が勝利なのか、
誰も理解していない
なぜこんな戦争が続いているのだろうか?
今すぐ終わらせる必要がある」とカメラに向かって語りかけ、
ロシア国民に対し、
「卑怯な真似はやめて、
この戦争について真実を語ろう」と呼びかけました
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況についてお伝えします
この方面のロシア軍は7月に侵攻したコザチョクのほか、
リプツィ、
スタリツァ、
ボフチャンスク、
ティケに9回攻撃をおこないました
○リプツィ方面
この方面ではウクライナ軍の反撃が続き、
ロシアの軍事ブロガーは
「ロシア軍の戦力が不足している」と伝えています
フリボケでは、
位置情報つきの映像によると
ロシア軍の第155海兵旅団が、
ウクライナ軍に奪われた農場と
南側の住宅地にドローンで攻撃をしていることから、
この範囲でウクライナ軍が奪還したことが確認できます
なお、
昨日までは工場と表現していましたが
農場であることがわかりました
ご覧いただいているのはロシア軍の
第155海兵旅団のもので、
オートバイやゴルフカートも駆使して
奪還された工場と南側の住宅地で
反撃しようとしているところの一部となっています
反対にウクライナ軍はここ数日、
クラスネの西にいるロシア軍の戦力を
ドローンを使って削り、
ロシア軍のBMP1歩兵戦闘車を
破壊した情報があります
戦況図に変更はありません
それ以外のボフチャンスクなどでは
戦況図に変更のある情報はありませんでした
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で7回、
スバトベ・クレミンナ線で14回、
シベルスク周辺で7回、
チャシフヤール周辺では11回、
トレツクの方向は19回
攻撃をおこないました
○チャシフヤール方面
この方面では運河を挟んだ攻防戦に移行し、
ロシア軍はノヴィに空爆をおこない、
正面突撃の条件を整えています
ご覧いただいているのは
ノヴィから3キロほど南東のバフムトの上空で、
ロシア軍のSu25が無誘導ロケットを発射して、
ノヴィに向けて空爆をおこなっている
ところとなっています
1番目
カリニフカでは、
双方がドローンによる攻撃をおこない、
ウクライナ軍は
カリニフカの集落の中心にやってきたロシア兵を
攻撃しています
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第21機械化旅団のもので、
地図で示した場所集落中心部の様子となっています
この部隊はそれまでセレブリャンスキーの森林で
防衛していましたが、
こちらに配属になったようです
反対にロシア軍はカナルの運河にいる
ウクライナ軍陣地をドローンで攻撃しています
戦況図に変更はありません
2番目
クリシチフカでは、
ロシア軍は集落内の複数の場所に
小規模の歩兵が前進してきたため、
ウクライナ軍がドローンで排除しています
こちらはウクライナ軍の第93機械化旅団のものです
こちらも戦況図に変更はありません
3番目
アンドリフカでは、
ロシア軍が歩兵で集落に突入し、
ウクライナ軍の防衛隊と地上戦となり、
前進した可能性があります
ご覧いただいているのはロシア軍の
第94作戦連隊のもので、
ウクライナ軍の装甲車両をのぞき込み、
中から出てきたウクライナ兵を
捕虜にしようとしているところの一部となっています
戦況図では今のところは係争地のままとしておき、
今後新たな情報が入ってきたら再度見直します
○トレツク方面
この方面のロシア軍はドローンと砲撃で
ウクライナ軍の動きを封じ込め、
歩兵による突撃をおこなっていますが、
ウクライナ軍も防衛し、
ロシア軍の前進はありませんでした
また、
ロシア軍はアルテモヴェ地区で車両を
投入し前進しようとしましたが、
地図で示した場所でロシア軍のT72が
ウクライナ軍の地雷にかかり損害を受け、
車両の前進はそこで止まりました
ご覧いただいているのは
地図で示した場所の様子となっています
戦況図に変更はありません
なお、
ロシアの軍事ブロガーによると、
ロシア軍がこの方面で前進できたのは、
幅90センチのトンネルを掘って
防衛線を迂回したためだと明かしました
なお、
ニウヨークでは今日は情報がなく
戦況図に変更はありません
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響を与えるアウディーイウカの天気は、
くもり
最低気温23度、
最高気温35度
今日の天気は、
はれの予報となっています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍はあらゆる方向に43回
攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が防衛し、
ロシア軍の前進はありませんでした
このうちエフヘニフカとソキルでは
ドローンを使ったたたき合いとなっていて、
ウクライナ軍がエフヘニフカで
防衛を続けていることが確認できます
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
エフヘニフカの集落にあるウクライナ軍陣地を
観察しているところとなっています
一方、
ウクライナ軍はソキルで
ロシア兵一人一人を狙っていて、
映像はウクライナ軍の第47機械化旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
最初は夕焼けに映える美しいウクライナの風景が
写っていますが、
本編はとてもお見せできるものではありませんので、
グモグモした映像はテレグラムに載せておきます
○マリンカ方面
○ベルカノボシルカ方面
この方面でロシア軍は積極的に攻勢を仕掛け、
19回の攻撃をおこないました
1番目
ヘオリイフカの南では、
ロシア軍は珍しく複数の豪華戦車からなる
機甲部隊を編成し、
ウクライナ軍陣地へ突破を図りました
しかしウクライナ軍によりあっけなく撃退され、
T62、
T72が3両、
T90、
型式不明の亀の子戦車が破壊され
ロシア軍の大損害となりました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第46機械化旅団のもので、
T90と亀の子戦車、
ロシア軍の全体の様子が確認できます
2番目
またパラスコヴィイフカの南でも、
ロシア軍はコスティアンティニウカにむかって
大規模な車列を組んで攻撃を仕掛けました
こちらもコスティアンティニウカに近づくにつれ
ウクライナ軍の砲撃により一両、
また一両と撃退されてゆき、
確認できるだけで戦車4両、
歩兵戦闘車4両、
その他1両の大損害を出し、
結局市街地にたどり着くことはできませんでした
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第79水陸両用強襲旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
![](https://i.ytimg.com/vi/rRez_1RtcH4/maxresdefault.jpg)